集合住宅の一室を改修した計画。 アーチの連なりが空間にやわらかなリズムを与え、鏡に映り込む像が空間に行き止まりのない奥行きを与える。 限られた面積の中で、連続性と浮遊感を持たせながら、広がりの感覚を獲得した。 キッチンなど生活の痕跡は、アーチや鏡の操作によって静かに背景へと退いている。 画一的なマンションの一室に対して、さりげないほんのわずかな操作によって、空間の印象を変え得ることができないだろうかと試みた。